マイルが貯まるクレジットカードは、1ヶ月あたり約26万円の利用で2,600マイルを貯めることが可能です。
さらにグループ便の利用やカード継続でボーナスマイルがもらえるクレジットカードもあり、お得にマイルを獲得できます。
ただしクレジットカードごとにマイル還元率は異なるため、ブランドによっては獲得できるマイル数が半減するケースがあります。
1ヶ月当たりの支出 | マイル還元率 | 1ヶ月当たりのマイル獲得数 | ボーナスマイル | 年間マイル獲得数 |
---|---|---|---|---|
263,833円* | 1.0% | 2,638マイル | 1,000マイル | 32,656マイル |
0.5% | 1,319マイル | ー | 15,828マイル |
効率よくマイルを貯めたいのなら、高還元なうえにボーナスマイルがもらえるクレジットカードを発行するのが最適です。
- マイルが貯まりやすいクレジットカードは追加でボーナスマイルがもらえる航空会社の提携カード
- JALカード 普通カードは飛行機に搭乗するごとに1,000ボーナスマイル加算される
- JALカード navi(学生専用)は年会費無料で利用できる数少ない航空系クレジットカード
- クレジットカードでマイルを貯めるなら提携カードで買い物をすると高還元を受けられる
マイルが貯まるクレジットカードでおすすめの18枚は、以下のとおりです。
- JALカード 普通カード
- JALカード navi(学生専用)
- JALカード CLUB-Aゴールドカード
- JAL CLUB EST
- 楽天ANAマイレージクラブカード
- ANAカード(一般カード)
- ANAカード(ワイドゴールドカード)
- ANAアメリカン・エキスプレス・カード
- Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
- ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
- セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
- MileagePlusセゾンゴールドカード
- ANA JCB 一般カード
- JALカードSuica
- ANA JCB ワイドカード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード
- JALカード TOKYU POINT ClubQ
この記事では、航空会社ごとにマイルが貯まりやすいクレジットカードを紹介していきます。
買い物でマイルを貯められる陸マイラー向けのクレジットカードや効率良く獲得する方法についても詳しく解説していきますので、参考にしてください。
目次
- 1 マイルが貯まるクレジットカードでおすすめの18枚!航空系最強カードを比較
- 1.1 JALカードの普通カードは飛行機に搭乗すると1,000マイル受け取れる
- 1.2 JALカード navi(学生専用)は年会費無料で特典航空券をお得に受け取れる
- 1.3 JALカード CLUB-Aゴールドカードは空港免税店で10%の割引を受けられる
- 1.4 JAL CLUB ESTは60ヶ月まで有効期限を延長してもらえるから貯めやすい
- 1.5 楽天ANAマイレージクラブカードは搭乗手続きが不要で手間を省ける
- 1.6 ANAカード(一般カード)は継続して利用するだけで毎年1,000マイルがもらえる
- 1.7 ANAカード(ワイドゴールドカード)は交換レートが2倍で効率良く貯められる
- 1.8 ANAアメリカン・エキスプレス・カードはANAグループでポイントが1.5倍貯まる
- 1.9 Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは40社以上と交換可能
- 1.10 ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードはポイントが無期限で貯まる
- 1.11 セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードはマイルの自動移行が可能
- 1.12 MileagePlusセゾンゴールドカードでユナイテッド航空のマイレージを貯められる
- 1.13 ANA JCB 一般カードは提携店で利用すると100円で1マイルもらえるのが利点
- 1.14 JALカードSuicaでショッピングマイル・プレミアムに加入すると獲得数が4倍
- 1.15 ANA JCB ワイドカードはボーナスが一般カードの2倍以上で効率良く貯まる
- 1.16 ANA To Me CARD PASMO JCBは東京メトロ線を利用するだけでポイントを貯められる
- 1.17 デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードなら還元率が2倍
- 1.18 JALカード TOKYU POINT ClubQならマイルとポイントの両方を獲得できる
- 2 マイル系クレジットカードの選び方!ANAやJALなどの航空会社で決めよう
- 3 マイルとは各航空会社のマイレージサービスで貯まるポイントのこと
- 4 マイラーを目指すために知っておきたいよくある質問を解説
マイルを貯めるならANAとJALのどちらがいい?貯めやすさで選ぶならJAL一択
結論から言うと、マイルを貯めるのならJALの提携カードを選択するのが最適です。
意外と知られていませんが、JAL(日本航空)の提携カードはマイルが直接貯まる仕組みで、ポイントから交換する手間を省けます。
一方でANA(全日本空輸)の提携カードはポイントが貯まるため、マイルの利用時に交換する必要があります。
他にもポイントには有効期限が設けられており、交換しないまま放置しておくと失効してしまうのも難点です。
交換やポイントの管理といった手間を省きたいのなら、マイルが直接貯まるJALの提携カード一択と言っても過言ではありません。
マイルが貯まるクレジットカードでおすすめの18枚!航空系最強カードを比較
クレジットカードでマイルを貯めるなら、還元率が高いうえにポイント交換を省けるブランドを発行する必要があります。
なぜならポイント交換が必要なクレジットカードはブランドによって交換レートが異なり、無闇に発行するとマイルを効率よく貯められないからです。
例えば楽天カードの交換レートは50%に設定されているため、1,000ポイント貯めても移行すると500マイルになります。
楽天ポイント2ポイントで、ANAのマイル1マイルに交換することができます。
引用元:楽天ポイントをANAに交換!-【楽天PointClub】
本来であれば1ポイントあたり1円相当で利用できるにも関わらず、マイルに移行するだけで半減してしまうのは損と言っても過言ではありません。
交換レートが100%のブランドならポイントを無駄に消費することはありませんが、有料のコースに登録する必要があります。
ANAカード3種は、貯めたポイントをANAマイルにのみ、1,000ポイント→1,000マイルで移行できます。ポイント移行は1日1回まで。1,000ポイント単位で移行できます。
引用元:ANAカードのポイント-アメリカン・エキスプレス
ANAアメリカン・エキスプレス・カード会員様は、有料の「ポイント移行コース」への登録が必要です。
損をせずにマイルを効率よく貯めたいのなら、マイルが直接貯まるうえに還元率が高いクレジットカードを発行しましょう。
マイルの種類や貯め方ごとに最適なクレジットカードを以下にまとめましたので、参考にしてください。
※閲覧したいタブをクリックすると、詳細が表示されます。
クレジットカード | JALカード 普通カード | JALカード navi(学生専用) | JALカード CLUB-A ゴールドカード |
JAL CLUB EST | 楽天ANA マイレージクラブカード |
ANAカード(一般カード) | ANAカード (ワイドゴールドカード) |
ANAアメリカン・ エキスプレス・カード |
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・ プレミアム・カード |
ANAアメリカン・エキスプレス・ ゴールド・カード |
セゾンゴールド・アメリカン・ エキスプレス・カード |
MileagePlus セゾンゴールドカード |
ANA JCB 一般カード | JALカードSuica | ANA JCB ワイドカード | ANA To Me CARD PASMO JCB |
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ カード |
JALカード TOKYU POINT ClubQ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年会費 | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
無料 | 17,600円(税込) | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
初年度無料 通常550円(税込) |
初年度無料 通常2,200円(税込) |
15,400円(税込) | 7,700円(税込) | 49,500円(税込) | 34,100円(税込) | 初年度無料 通常11,000円(税込) |
22,000円(税込) | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
初年度無料 通常2,200円(税込) |
7,975円(税込) | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
13,200円(税込) | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
ポイント還元率 | 0.5〜1.0% | 1.0〜2.0% | 1.0〜2.0% | 1.0〜2.0% | 0.5〜3.0% | 0.5〜1.5% | 1.0〜3.0% | 1.0〜2.5% | 1.0〜6.0% | 1.0〜3.0% | 0.25〜1.0% | 1.5% | 1.0〜3.0% | 0.5〜1.0% | 1.0〜3.0% | 0.5〜1.5% | 1.0% | 0.5〜1.0% |
マイル交換レート | ー | ー | ー | ー | 1ポイント=0.5マイル | 1ポイント=1マイル | 1ポイント=2マイル | 1ポイント=1マイル | 3ポイント=1マイル | 1ポイント=1マイル | 1ポイント=2.5マイル | ー | 1ポイント=5マイル | ー | 1ポイント=5マイル | 1ポイント=0.9マイル | ー | 1ポイント=0.5マイル |
マイルを交換できる航空会社 | JAL | JAL | JAL | JAL | ANA | ANA | ANA | ANA | ANA | 40社以上 | JAL | ユナイテッド航空 | ANA | JAL | ANA | ANA | デルタ航空 | JAL |
獲得できるポイント | JALマイル | JALマイル | JALマイル | JALマイル | 楽天ポイント | Vポイント | Vポイント | メンバーシップ・リワード | Marriott Bonvoyポイント | メンバーシップ・リワード | 永久不滅ポイント | マイレージプラス | Oki Dokiポイント | JALマイル | Oki Dokiポイント |
|
スカイマイル |
|
海外旅行保険 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 | 最高1億円 | 最高1,000万円 | 最高2,000万円 | 最高1,000万円 | 最高5,000万円 | 最高3,000万円 | 最高1億円 | 最高1億円 | 最高1億円 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
国際ブランド | ||||||||||||||||||
詳細 | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
当サイトのランキングは、対象の公式ホームページに掲載されている情報を基準とし、利用経験者へのアンケート調査や政府による統計データなどを包括して順位を付けています。
なかでもJALカードの普通カードは、マイルを直接貯められるうえに還元率が高い最強のクレジットカードです。
JALカードの普通カードは飛行機に搭乗すると1,000マイル受け取れる
JALカードの普通カードは、JALグループ便を1年間に1度でも利用すると1,000マイルを受け取れるのが特徴です。
搭乗時には10%が加算され、例えば通常のフライトマイルが984の場合は98マイルをボーナスとして獲得できます。
もちろんショッピングでもマイルが貯まり、200円ごとに1マイルが加算されます。
ファミリーマートやイオンなどのJALカード特約店で利用すると200円で2マイルが加算されるので、効率よく貯められるのも利点です。
航空機を利用しつつ、普段の生活でもマイルを貯めたい人はJALカードの普通カードを検討してみてはいかがでしょうか。
ポイント還元率 | 0.5〜1.0% | マイル交換レート | ー |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | JAL | 獲得可能なポイント | JALマイル |
年会費 | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
対象年齢 | 18歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円 | 空港ラウンジ | ー |
国際ブランド | 電子マネー |
JALカード navi(学生専用)は30歳未満の学生を対象にしたクレジットカードで、提携カードのなかでは珍しく年会費無料で利用できるのが魅力です。
さらに特典航空券のほとんどが5割引になり、例えばハワイなら往復で通常40,000マイル必要なところを、半分の20,000マイルで交換できます。
マイルを貯めやすいのも特徴で、年間60万円以上利用すると2,000ボーナスマイルがもらえます。
TOEICや実用英語技能検定などの語学検定で合格するごとに500マイルがもらえるサービスも提供されているため、勉強が捗るのも嬉しいポイントです。
在学中はマイルの有効期限がないことから、学生のうちに貯めたマイルを卒業旅行で一度に利用したい人にも向いています。
ポイント還元率 | 1.0〜2.0% | マイル交換レート | ー |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | JAL | 獲得可能なポイント | JALマイル |
年会費 | 無料 | 対象年齢 | 18歳以上30歳未満 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 空港ラウンジ | ー |
国際ブランド | 電子マネー |
JALカード CLUB-Aゴールドカードは空港免税店で10%の割引を受けられる
JALカード CLUB-Aゴールドカードは、以下の空港免税店で現金もしくはカード決済すると10%の割引を受けられます。
高級ブランド品やデパコスなどを免税価格よりも安く購入でき、お得に買い物を楽しむことが可能です。
カード決済すればショッピングマイルが貯まる利点もあり、JAL DUTYFREE 成田空港の本館店とサテライト店はJAL特約店にあたるので200円で4マイルも貯められます。
マイルを貯めつつ、空港の免税店でお得に買い物を楽しみたいなら、JALカード CLUB-Aゴールドカードを利用するのが最適です。
ポイント還元率 | 1.0〜2.0% | マイル交換レート | ー |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | JAL | 獲得可能なポイント | JALマイル |
年会費 | 17,600円(税込) | 対象年齢 | 20歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 | 空港ラウンジ | 国内外29ヶ所 |
国際ブランド | 電子マネー |
JAL CLUB ESTは60ヶ月まで有効期限を延長してもらえるから貯めやすい
JAL CLUB ESTは20代限定のクレジットカードで、マイルの有効期限を60ヶ月まで延長してもらえます。
通常36ヶ月で失効するマイルを約2倍も長く貯められるのは、JAL CLUB ESTの魅力です。
他にも17ヶ所の国内空港に設置されているサクララウンジを年5回まで利用でき、空港での待ち時間を快適に過ごせる利点があります。
サクララウンジにはシャワールームやマッサージチェアも設置されているので、体の疲れを取ってから空の旅を楽しめます。
搭乗でもらえるボーナスフライトマイルは最大30%プラスされることから、豊富な優待を受けつつ、マイルを効率よく貯めたい20代に最適の1枚です。
ポイント還元率 | 1.0〜2.0% | マイル交換レート | ー |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | JAL | 獲得可能なポイント | JALマイル |
年会費 | 初年度5,500円(税込) 通常7,700円(税込) |
対象年齢 | 20歳以上30歳未満 |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円 | 空港ラウンジ | 国内17ヶ所 |
国際ブランド | 電子マネー |
楽天ANAマイレージクラブカードは搭乗手続きが不要で手間を省ける
楽天ANAマイレージクラブカードはANAが提供しているスキップサービスを利用でき、空港カウンターでのチェックインを省くことができます。
空港に着いたらすぐに保安検査場へ進めるため、搭乗に必要な時間を短縮できるのが嬉しいポイントです。
他にも楽天ANAマイレージクラブカードは年会費が550円で、他の提携カードよりも格安で利用できる利点があります。
1年に1度利用すれば年会費無料になることから、余計なお金をかけずにマイルを貯めたい人に最適です。
ポイント還元率 | 0.5〜3.0% | マイル交換レート | 1ポイント=0.5マイル |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | ANA | 獲得可能なポイント | 楽天ポイント |
年会費 | 初年度無料 通常550円(税込) |
対象年齢 | 満18歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 空港ラウンジ | ー |
国際ブランド | 電子マネー |
ANAカード(一般カード)は継続して利用するだけで毎年1,000マイルがもらえる
ANAカード(一般カード)は、継続して1年利用するごとにボーナスマイルとして毎年1,000マイルを受け取れます。
利用金額に関係なく、カードを所有し続けるだけでマイルがもらえるのはANAカード(一般カード)の魅力です。
さらにANAカードマイルプラス加盟店でカードを利用すると、通常のポイント還元に加えて100円利用ごとに1マイルが自動で加算されます。
加盟しているのはセブンイレブンやマツモトキヨシ、スターバックスなど全国展開している店舗がほとんどなので、どこに住んでいてもマイルを効率よく貯められます。
年会費は初年度無料で、WEB明細を利用するだけで次年度は550円割引になることから、無駄な出費を抑えてマイルを貯められるのも利点です。
航空機の搭乗でフライトマイルの10%をボーナスとして受け取れるので、陸と空のどちらでもマイルを貯められる最強のクレジットカードであるといっても過言ではありません。
ポイント還元率 | 0.5〜1.5% | マイル交換レート | 1ポイント=1マイル |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | ANA | 獲得可能なポイント | Vポイント |
年会費 | 初年度無料 2,200円(税込) |
対象年齢 | 18歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円 | 空港ラウンジ | ー |
国際ブランド | 電子マネー |
ANAカード(ワイドゴールドカード)は交換レートが2倍で効率良く貯められる
ANAカード(ワイドゴールドカード)はポイントからマイルへの交換レートが2倍になっており、1ポイントあたり2マイルに移行できます。
一般カードで交換レートを2倍にするには年会費6,600円を別途支払う必要があるので、無料でマイルを効率良く貯められるのは嬉しいポイントです。
さらにANAの航空券をANAカード(ワイドゴールドカード)で購入すると100円で2マイル相当を貯められ、搭乗するとフライトマイルの25%をボーナスマイルとして受け取れます。
もちろん通常のフライトマイルも受け取ることができるので、カードで支払いをするだけでマイルを二重取りできます。
カードを利用するほどマイルをお得に獲得できるANAカード(ワイドゴールドカード)は、普段からカード決済が多い人に最適な航空系クレジットカードです。
ポイント還元率 | 1.0〜3.0% | マイル交換レート | 1ポイント=2マイル |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | ANA | 獲得可能なポイント | Vポイント |
年会費 | 15,400円(税込) | 対象年齢 | 20歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 | 空港ラウンジ | 国内外35ヶ所 |
国際ブランド | 電子マネー |
ANAアメリカン・エキスプレス・カードはANAグループでポイントが1.5倍貯まる
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ANAグループでカードを利用するとポイントが1.5倍貯まるのが魅力です。
航空券以外にも空港内店舗や機内販売、オンラインショップなどが対象となっており、カードを利用するほど効率良くポイントを貯められます。
貯まったポイントは1ポイントあたり1マイルに移行できるので、交換レートで損をすることもありません。
さらに空港内店舗のANA FESTAやANAオンラインショップのA-style、機内販売で利用すると最大10%の割引が適用される利点もあります。
マイルを効率良く貯めつつ、お得に買い物をしたいならANAアメリカン・エキスプレス・カード一択と言っても過言ではないでしょう。
ポイント還元率 | 1.0〜2.5% | マイル交換レート | 1ポイント=1マイル |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | ANA | 獲得可能なポイント | メンバーシップ・リワード |
年会費 | 7,700円(税込) | 対象年齢 | 20歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高3,000万円 | 空港ラウンジ | 国内外29ヶ所 |
国際ブランド | 電子マネー |
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは40社以上と交換可能
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、40社以上の航空会社が提供しているマイルに交換できます。
航空会社の提携カードを利用すると提携先のマイルしか取得できないため、大韓航空やハワイアン航空など海外のマイルを貯めたい人に最適です。
マイルに交換できるMarriott Bonvoyポイントは、リッツカールトンやマリオットホテルで100円利用ごとに6ポイントも貯まります。
さらに普段の買い物でも100円で3ポイントも還元されるため、短期間で特別航空券と交換できるほどマイルを貯めることも可能です。
飛行機を利用せずにマイルを効率良く貯めたいなら、高還元を受けられるMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを選んで損はありません。
ポイント還元率 | 1.0〜6.0% | マイル交換レート | 3ポイント=1マイル |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | 40社以上 | 獲得可能なポイント | Marriott Bonvoyポイント |
年会費 | 49,500円(税込) | 対象年齢 | 満20歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 | 空港ラウンジ | 国内外29ヶ所 |
国際ブランド | 電子マネー |
SPGアメックスから改悪?ホテルを利用する人向けの特典が増えた
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、2022年2月24日にSPGアメリカン・エキスプレス・カードからリニューアルした新しいカードです。
リニューアルでサービスが変更になり、150万円以上利用しないと無料宿泊特典が適用されないことから改悪だとSNSで話題になってしまいました。
しかし優待の種類は増えており、さらにお得なホテル優待を受けられるようになっています。
SPGアメリカン・エキスプレス・カードとMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードで変更になったサービスを比較した結果は、以下のとおりです。
SPGアメリカン・エキスプレス・カード | Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | |
---|---|---|
家族カード年会費 | 17,050円(税込) | 1人分無料 |
宿泊実績 | 5泊分 | 15泊分 |
無料宿泊特典 | 1泊50,000ポイントまで無料 | 150万円以上の利用で1泊50,000ポイントまで無料 |
ステータスエリート | ー | 400万円以上の利用でプラチナエリート |
プロパティ・クレジット | ー | 2連泊以上で100ドルのプロパティ・クレジット |
スマホ保険 | ー | 最大3万円まで補償 |
参考元:特典・サービス比較-AMERICAN EXPRESS
最も大きな変更点として、会員プログラムのグレードを上げるための宿泊実績数が増えたことが挙げられます。
会員プログラムのグレードが上がると、ホテル宿泊時のポイント還元率が高くなったり客室のアップグレードを受けられたりと特別待遇を受けられます。
他にも2連泊すると100ドルのプロパティ・クレジットが付与され、宿泊時のスパや食事代などの支払いに利用できるのも嬉しいポイントです。
150万円利用すれば無料宿泊特典が適用されることから、カード決済をメインにしている人なら簡単に特典を受け取れます。
高級ホテルに無料で泊まりたい人は、Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを利用して豊富な優待を受けてみてはいかがでしょうか。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードはポイントが無期限で貯まる
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードはポイントに有効期限がないため、無期限でポイントを貯められるのが魅力です。
年間で移行できるポイントの上限もなく、数年かけて貯めたポイントを一気にマイルへ交換してお得に旅行を楽しめます。
さらにポイントからマイルへの交換レートは100%なので、交換する際に獲得できるマイル数が減って損をすることもありません。
一般カードと同様に1年継続するとボーナスとして2,000マイルがもらえる利点もあり、使い続けるだけで自動的に貯まります。
帰国時にスーツケース1個分を無料で配送してもらえる手荷物無料宅配サービスや空港ラウンジも利用できますので、航空機の利用回数が多い人に最適です。
ポイント還元率 | 1.0〜3.0% | マイル交換レート | 1ポイント=1マイル |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | ANA | 獲得可能なポイント | メンバーシップ・リワード |
年会費 | 34,100円(税込) | 対象年齢 | 満20歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 | 空港ラウンジ | 国内外29ヶ所 |
国際ブランド | 電子マネー |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードはマイルの自動移行が可能
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、SAISON MILE CLUBに登録すると買い物で貯まったポイントを自動でマイルに移行してもらえます。
他社の場合は自分でマイルに交換する必要があるので、手間を省けるのは嬉しいポイントです。
他にも1,000円利用ごとに10マイルがもらえる利点があり、買い物をするだけで効率よくマイルを貯められます。
実際に管理人もセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードを毎月35,000円ほど利用して、1年間で4,200マイルを貯めた経験があります。
家賃や光熱費などの引き落としにセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードを設定して年間で100万円利用すれば、1年で10,000マイル貯めることも可能です。
手間をかけずに効率よく貯めたい人は、マイルが自動的に移行されるうえに1,000円で10マイルも貯まるセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードを利用してみてはいかがでしょうか。
ポイント還元率 | 0.25〜1.0% | マイル交換レート | 1ポイント=2.5マイル |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | JAL | 獲得可能なポイント | 永久不滅ポイント |
年会費 | 初年度無料 通常11,000円(税込) |
対象年齢 | 満20歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 | 空港ラウンジ | 国内外37ヶ所 |
国際ブランド | 電子マネー |
MileagePlusセゾンゴールドカードでユナイテッド航空のマイレージを貯められる
MileagePlusセゾンゴールドカードは、ユナイテッド航空のマイルを効率良く貯められます。
マイルの還元率が業界最高水準なのが魅力で、1,000円利用ごとに最大15マイルがもらえるうえに1年間で75,000マイルが貯まるまで還元率が下がりません。
さらにマイルの有効期限がないことから失効する心配がなく、何年でも保有できます。
貯まったマイルはユナイテッド航空以外にも、ANAや中国国際航空などスターアライアンスに加盟している航空会社で利用できるため、使い道が豊富なのも嬉しいポイントです。
他にも継続特典として毎年1,500マイルが付与され、クレジットカードを所有しているだけでもマイルを貯められる利点があります。
アメリカによく渡航する人やスターアライアンスに加盟している航空会社の利用回数が多い人は、MileagePlusセゾンゴールドカードを利用してマイレージを貯めるのがよいでしょう。
ポイント還元率 | 1.5% | マイル交換レート | ー |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | ユナイテッド航空 | 獲得可能なポイント | マイレージプラス |
年会費 | 22,000円(税込) | 対象年齢 | 満20歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 | 空港ラウンジ | 国内外29ヶ所 |
国際ブランド | 電子マネー |
ANA JCB 一般カードは提携店で利用すると100円で1マイルもらえるのが利点
ANA JCB 一般カードは、ANAカードマイルプラス加盟店で100円利用するごとに1マイルもらえる利点があります。
クレジットカード会社のJCBからもらえるOki Dokiポイントとは別にマイルが貯まるので、二重取りできるのは嬉しいポイントです。
他にもキーホルダー型電子マネーのANA QUICPay+nanacoを追加発行すると、財布やスマホを出さずに決済できます。
QUICPayとnanacoの両方をキーホルダーひとつで利用でき、決済する店舗に応じて支払い端末を変更する必要がありません。
支払いやチャージはANA JCB 一般カードでおこなえるうえに利用金額に応じてマイルやポイントが貯まるので、決済を簡素化したい人は発行してみてはいかがでしょうか。
ポイント還元率 | 1.0〜3.0% | マイル交換レート | 1ポイント=5マイル |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | ANA | 獲得可能なポイント | Oki Dokiポイント |
年会費 | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
対象年齢 | 18歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円 | 空港ラウンジ | ー |
国際ブランド | 電子マネー |
JALカードSuicaでショッピングマイル・プレミアムに加入すると獲得数が4倍
JALカードSuicaは、ショッピングマイル・プレミアムに加入してJALカード特約店で買い物をするとマイルの獲得数が4倍になります。
通常は200円で1マイルしか獲得できませんが、上記の条件を満たすことで200円で4マイルも加算されるのは嬉しいポイントです。
特約店以外の店舗で利用しても100円で1マイル獲得できるので、どこで利用しても効率よくマイルを貯められます。
さらに名前にあるとおりSuicaが自動付帯しており、チャージでもマイルを獲得できます。
普段の交通手段に電車を利用している人は通勤するだけでマイルをもらえるので、JALカードSuicaを利用して交通費で効率よく貯めるのもひとつの手段です。
ポイント還元率 | 0.5〜1.0% | マイル交換レート | ー |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | JAL | 獲得可能なポイント | JALマイル |
年会費 | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
対象年齢 | 18歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円 | 空港ラウンジ | ー |
国際ブランド | 電子マネー |
ANA JCB ワイドカードはボーナスが一般カードの2倍以上で効率良く貯まる
ANA JCB ワイドカードは、飛行機を利用した際の獲得マイル数がANA JCB 一般カードの2倍以上になるお得なクレジットカードです。
ANA JCB 一般カードの搭乗ボーナスマイルが10%なのに対して、ANA JCB ワイドカードは25%のマイルがもらえるためフライトの回数が多いほど効率よく貯められます。
さらにカードを1年間継続すると獲得できるボーナスマイルも一般カードの2倍もらえ、毎年2,000マイルを確実に獲得できるのも嬉しいポイントです。
海外旅行傷害保険で最高5,000万円まで補償してもらえる利点もあるので、万が一旅行先で事故にあっても医療費や傷害賠償金などを自分で支払う必要がありません。
搭乗ボーナスマイルの獲得数が多いうえに旅行傷害保険が充実しているANA JCB ワイドカードは、渡航する機会が多い人に最適の1枚です。
ポイント還元率 | 1.0〜3.0% | マイル交換レート | 1ポイント=5マイル |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | ANA | 獲得可能なポイント | Oki Dokiポイント |
年会費 | 7,975円(税込) | 対象年齢 | 18歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円 | 空港ラウンジ | ー |
国際ブランド | 電子マネー |
ANA To Me CARD PASMO JCBは東京メトロ線を利用するだけでポイントを貯められる
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカ一般カード)はPASMOの機能が自動付帯しており、飛行機だけではなく地下鉄でもポイントが貯まるのが特徴です。
東京メトロ線を利用すると1乗車ごとに平日で5ポイント、土日や祝日で15ポイントが付与されます。
さらに東京メトロ定期券の支払いで1,000円ごとに5ポイントもらえるので、通勤もしくは通学するだけで効率よくポイントを貯められます。
ポイントからマイルへの交換レートも高く、100ポイントで90マイルに交換することが可能です。
普段から東京メトロ線を利用している人はお得にマイルを貯められるので、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
ポイント還元率 | 0.5〜1.5% | マイル交換レート | 1ポイント=0.9マイル |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | ANA | 獲得可能なポイント | メトロポイント、Oki Dokiポイント |
年会費 | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
対象年齢 | 18歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円 | 空港ラウンジ | ー |
国際ブランド | 電子マネー |
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードなら還元率が2倍
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードは、アメリカに本社を置いているデルタ航空と提携しているクレジットカードです。
デルタ航空でカード決済をすると還元率が2倍になり、100円利用するごとに2マイルがもらえます。
他にもカードを発行すると、デルタ航空スカイマイル上級会員資格のシルバーメダリオンを無条件で1年間獲得できるのも魅力のひとつです。
シルバーメダリオンの資格を獲得できるとデルタ航空で以下のような特典を受けられ、お得に空の旅を楽しむことができます。
- 1ドル利用ごとに7マイルもらえる
- 座席クラスを無制限で無償アップグレードしてもらえる
- 1個の手荷物を無料で預け入れできる
- 有償航空券で優先的に空席待ちができるなど
デルタ航空を利用する機会が多い人は発行して損がないクレジットカードなので、利用するのもひとつの手段です。
ポイント還元率 | 1.0% | マイル交換レート | ー |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | デルタ航空 | 獲得可能なポイント | スカイマイル |
年会費 | 13,200円(税込) | 対象年齢 | 20歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円 | 空港ラウンジ | 国内外29ヶ所 |
国際ブランド | 電子マネー |
JALカード TOKYU POINT ClubQならマイルとポイントの両方を獲得できる
JALカード TOKYU POINT ClubQは航空系クレジットカードでは珍しく、マイルとポイントの両方を獲得できるのが魅力です。
他社の場合、カードの利用で獲得できるのはマイルもしくはポイントのどちらかに限られています。
しかしJALカード TOKYU POINT ClubQなら、東急ハンズや東急百貨店などのTOKYU POINT加盟店で利用するとマイルとポイントのどちらも獲得できます。
貯まったポイントは2,000ポイントで1,000マイルに交換できるので、加盟店で利用するほど効率よくマイルを貯められるのは嬉しいポイントです。
さらにPASMOのオートチャージに対応しており、利用金額に応じてポイントを貯められる利点もあります。
首都圏の電車やTOKYU POINT加盟店などの利用頻度が高い人は、JALカード TOKYU POINT ClubQでマイルを貯めるのもよいでしょう。
ポイント還元率 | 0.5〜1.0% | マイル交換レート | 1ポイント=0.5マイル |
---|---|---|---|
交換可能なマイルの種類 | JAL | 獲得可能なポイント | JALマイル、TOKYU POINT |
年会費 | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
対象年齢 | 18歳以上 |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円 | 空港ラウンジ | 国内17ヶ所 |
国際ブランド | 電子マネー |
ここまでマイルが貯まりやすいおすすめのクレジットカードを紹介してきましたが、最適な1枚は見つかりましたでしょうか。
どのクレジットカードが自分に合っているかわからない人は、提携先の航空会社で選ぶのもひとつの手段です。
マイル系クレジットカードの選び方!ANAやJALなどの航空会社で決めよう
マイル系のクレジットカードを選ぶなら、お得にマイルを交換できる航空会社が発行しているブランドが最適です。
意外と知られていませんが、マイルを特典航空券に交換する際は航空会社によって必要なマイル数が大きく異なります。
安易に選択すると特典航空券の交換に膨大なマイル数が必要になり、いくら貯めても目標に届かなくなる可能性があります。
実際にANAカードとJALカードで、東京発沖縄行きの特典航空券に交換するために必要なマイル数を比較した結果は以下のとおりです。
クレジットカード | 航空会社 | 申し込み時期 | 必要マイル数 |
---|---|---|---|
ANAカード | ANA | ー | 7,000マイル〜10,500マイル |
JALカード | JAL | 2022/4/30申し込み分まで | 10,410マイル |
2022/5/1申し込み分から | 10,610マイル | ||
2023/4/12搭乗分から | 9,000マイル〜37,500マイル |
比較すると、ANAの方が交換に必要なマイル数が少ないことがわかります。
ANAは搭乗人数が少ない時期とお盆などの繁忙期で特典航空券の交換に必要なマイル数を明確に分けており、閑散期を狙えばかなりお得に搭乗できます。
一方でJALは2023年4月12日搭乗分から変動制になり、予約状況に応じて必要なマイル数が変わる仕組みになりました。
特典交換に必要なマイル数は、日程やご利用便の予約時点の空席状況に応じて変動します。
引用元:JAL国内線特典航空券 必要マイル数-JALマイレージバンク
一見するとANAのほうがお得に見えますが、JALなら繁忙期でも予約状況によっては少ないマイル数で交換することが可能になります。
他にもマイルを追加すれば人気の便でも特典航空券を利用して無料で搭乗できるため、繁忙期の旅行をお得に楽しめるのも利点です。
ANAとJALのどちらもお得にマイルを交換できることから、旅行をする機会が多い時期によって航空会社を選択するのがよいでしょう。
ANAとJALで特典航空券に必要なマイル数と、1年間で目標数に到達するためのカード決済額を詳しく知りたい人は、以下のPDFを参考にしてください。
特典航空券に必要なマイル数と1年間で目標数を達成するためのカード決済額はこちら
マイルの使い道よりお得に貯めることを重視したいなら、還元率が高いクレジットカードを利用するのも選択肢のひとつです。
還元率が高いクレジットカードは生活費で貯めたい陸マイラーに最適
飛行機を利用せずに日々の買い物や支払いなどでマイルをお得に貯めたい人は、還元率が高いクレジットカードを利用しましょう。
なかでも航空系のクレジットカードは自社のサービスを利用してもらうためにマイルの還元率を高くしている傾向にあり、他社のカードよりも貯めやすいのが特徴です。
還元率が1.0%以上なら100円利用するごとに1マイルが貯まるので、陸でも効率よくマイルを貯められます。
高還元でマイルを貯めやすい航空系クレジットカードをまとめた結果は、以下のとおりです。
航空系クレジットカード | 還元率 | 獲得できるマイル | 年間100万円利用した場合に獲得できるマイル数 |
---|---|---|---|
JALカード 普通カード | 0.5〜1.0% | JAL | 5,000〜10,000マイル |
JALカード CLUB-Aゴールドカード | 1.0〜2.0% | JAL | 10,000〜20,000マイル |
JAL CLUB EST | 1.0〜2.0% | JAL | 10,000〜20,000マイル |
楽天ANAマイレージクラブカード | 0.5〜3.0% | ANA | 5,000〜30,000マイル |
ANAカード(一般カード) | 0.5〜1.5% | ANA | 5,000〜15,000マイル |
ANAカード(ワイドゴールドカード) | 1.0〜3.0% | ANA | 10,000〜30,000マイル |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 1.0〜2.5% | ANA | 10,000〜25,000マイル |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 1.0〜3.0% | ANA | 10,000〜30,000マイル |
MileagePlusセゾンゴールドカード | 1.5% | マイレージプラス | 15,000マイル |
ANA JCB 一般カード | 1.0〜3.0% | ANA | 10,000〜30,000マイル |
JALカードSuica | 0.5〜1.0% | JAL | 5,000〜10,000マイル |
ANA JCB ワイドカード | 1.0〜3.0% | ANA | 10,000〜30,000マイル |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 0.5〜1.5% | ANA | 5,000〜15,000マイル |
デルタ スカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード | 1.0% | スカイマイル | 10,000マイル |
JALカードの普通カードは、最大1.0%のマイルを還元してもらえるのが利点になります。
さらにイオンモールやENEOSなどのJALカード特約店で決済すると、100円ごとに2マイルが貯まることから、利用する店舗によってはマイルを2倍獲得できます。
ただし、JALカードの普通カードはグループ便に搭乗しないとボーナスマイルをもらえないので、飛行機を利用する機会が少ない人はANAの提携カードを検討するのもひとつの手段です。
ANAの提携カードは1年継続ごとにボーナスマイルがもらえる
ANAの提携カードはANAアメリカン・エキスプレス・カードに限らず、1年継続するごとにボーナスマイルがもらえるのが魅力です。
カードの種類ごとに獲得できるボーナスマイル数を、以下の表にまとめましたので参考にしてください。
ANA提携カード | ボーナスマイル | ボーナスマイルをもらえる条件 | 年会費 |
---|---|---|---|
ANAカード(一般カード) | 1,000マイル | カードを1年間継続 | 2,200円(初年度無料) |
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10% | ANAグループ便の利用 | ||
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 1,000マイル | カードを1年間継続 | 7,700円 |
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10% | ANAグループ便の利用 | ||
ANA ワイドカード | 2,000マイル | カードを1年間継続 | 7,975円 |
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25% | ANAグループ便の利用 | ||
ANAカード(ワイドゴールドカード) | 2,000マイル | カードを1年間継続 | 15,400円 |
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25% | ANAグループ便の利用 | ||
ANAダイナースカード | 2,000マイル | カードを1年間継続 | 29,700円 |
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25% | ANAグループ便の利用 | ||
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 34,100円 | カードを1年間継続 | 29,700円 |
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25% | ANAグループ便の利用 | ||
ANA JCB カードプレミアム | 10,000マイル | カードを1年間継続 | 77,000円 |
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×50% | ANAグループ便の利用 | ||
ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 10,000マイル | カードを1年間継続 | 165,000円 |
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×50% | ANAグループ便の利用 |
カードのステータスが上がっていくごとにもらえるボーナスマイル数も増える仕組みで、最高ランクのプレミアムカードを発行すると所有しているだけで10,000マイルも獲得できます。
ただしステータス性が高いと年会費や審査難易度も上がるので、富裕層以外が所有するのは困難です。
年会費を抑えつつ、ボーナスマイルも受け取りたいなら年間7,975円の出費で収まるうえに一般カードの2倍以上もマイルがもらえるワイドカードを発行してみてはいかがでしょうか。
早く交換したい人は移行の所要日数が短いカードを選ぼう
ポイントからマイルへすぐに交換したい人は、移行に必要な日数が短いクレジットカードを選ぶのが最適です。
知らない人も多いと思いますが、ポイントからマイルの移行は意外と時間がかかり、カードによっては1ヶ月以上を要する場合があります。
急に旅行へ行きたくなっても移行に時間がかかると利用できず、マイルを貯めているにも関わらず現金で航空券を購入する必要があります。
思い立ったらすぐに旅行へ行きたい人は、マイルへの交換がその日のうちに終わるカードを選びましょう。
クレジットカードごとにマイルの移行に要する日数をまとめた結果は、以下のとおりです。
クレジットカード | ポイント | 交換できるマイル | 所要日数 |
---|---|---|---|
ANAカード(一般カード) | Vポイント | ANA | 約1週間〜2週間程 |
JALカード 普通カード | JALマイル | ー | 即時 |
ANAカード(ワイドゴールドカード) | Vポイント | ANA | 約1週間〜2週間程 |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | メンバーシップ・リワード | ANA | 5営業日以内 |
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | Marriott Bonvoyポイント | 40社以上 | 約1週間〜2週間程 |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | メンバーシップ・リワード | ANA | 5営業日以内 |
JALカード navi(学生専用) | JALマイル | ー | 即時 |
JALカード CLUB-Aゴールドカード | JALマイル | ー | 即時 |
JAL CLUB EST | JALマイル | ー | 即時 |
楽天ANAマイレージクラブカード | 楽天ポイント | ANA | 約1週間 |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード | 永久不滅ポイント | JAL | 即時 |
MileagePlusセゾンゴールドカード | マイレージプラス | ー | 即時 |
ANA JCB 一般カード | OkiDokiポイント | ANA | 約1週間 |
JALカードSuica | JRE POINT | JAL | 約2〜3週間 |
ANA JCB ワイドカード | OkiDokiポイント | ANA | 約1週間 |
ANA To Me CARD PASMO JCB | メトロポイント | ANA | 約1〜2ヶ月 |
デルタ スカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード | スカイマイル | ー | 即時 |
JALカードはポイントではなくマイルが直接貯まる仕組みなので、すぐに利用できる利点があります。
JALカードに限らず、ショッピングや支払いでマイルが直接貯まるクレジットカードは、時間がかからないうえに交換する手間も省けます。
一方でANAカード(一般カード)は交換までに約1〜2週間ほどの時間を要するため、すぐに移行できません。
そもそも移行に時間がかかるのは、交換の際にクレジットカード会社と航空会社がポイントとマイルの数字をお互いに確認しているからです。
万が一数字が間違っていると獲得数が増えれば問題ありませんが、少ない場合は交換したユーザーが損をすることになります。
損をしない代わりに時間がかかる仕組みになっているので、すぐにマイルを利用したいならJALカードを選ぶのがよいでしょう。
どうしてもANAカードを利用したいのなら、移行上限に達しないように、あらかじめ確認しておくことが重要です。
移行上限がないクレジットカードはまとめて交換できる
貯めたポイントをまとめてマイルへ交換したい人は、移行上限がないカードを選ぶのが最適です。
カードによってはポイントから交換できるマイル数に上限を設けているケースがあり、制限内に収めないと移行できなくなってしまいます。
クレジットカードごとの移行上限を以下の表にまとめましたので、参考にしてください。
クレジットカード | 移行上限 | 移行上限が適用される期間 |
---|---|---|
ANAカード(一般カード) | 上限なし | ー |
JALカード 普通カード | 上限なし | ー |
ANAカード(ワイドゴールドカード) | 上限なし | ー |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 999,000ポイント | 1日 |
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 240,000ポイント | 1日 |
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 999,000ポイント | 1日 |
JALカード navi(学生専用) | 上限なし | ー |
JALカード CLUB-Aゴールドカード | 上限なし | ー |
JAL CLUB EST | 上限なし | ー |
楽天ANAマイレージクラブカード | 5,000ポイント | 1回 |
20,000ポイント | 1ヶ月 | |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード | 上限なし | ー |
MileagePlusセゾンゴールドカード | 上限なし | ー |
ANA JCB 一般カード | 上限なし | ー |
JALカードSuica | 上限なし | ー |
ANA JCB ワイドカード | 上限なし | ー |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 20,000ポイント(1ヶ月に1回のみ移行可能) | 1ヶ月 |
デルタ スカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード | 上限なし | ー |
ANAカード(一般カード)は移行上限を設定しておらず、好きなだけ交換できます。
ポイントの有効期限が近づいた際に、所有しているポイントをすべてマイルに移行すれば失効までの期間を延ばせるのも利点です。
ゴールドカードは空港ラウンジや付帯保険などの優待が充実している
マイルの貯まりやすさだけではなく、優待も重視したい人はゴールドカードを選ぶのもひとつの手段です。
マイル系のゴールドカードは還元率が高いのはもちろん、空港ラウンジや付帯保険などステータスカード独自の優待が充実しています。
特に航空会社が発行しているゴールドカードはトラベルに特化した優待が豊富で、旅行でマイルを貯めつつ、お得に空の旅を楽しみたい人に最適です。
マイルが貯まりやすいうえに優待が充実しているゴールドカードを、以下の表にまとめましたので参考にしてください。
ゴールドカード | 年会費 | 還元率 | 旅行傷害保険 | 空港ラウンジ | その他優待 |
---|---|---|---|---|---|
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード | 49,500円(税込) | 1.0〜6.0% | 最高1億円 | 国内外29ヶ所 |
|
ANAカード(ワイドゴールドカード) | 15,400円(税込) | 1.0〜3.0% | 最高5,000万円 | 国内外35ヶ所 |
|
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 34,100円(税込) | 1.0〜3.0% | 最高1億円 | 国内外29ヶ所 |
|
JALカード CLUB-Aゴールドカード | 17,600円(税込) | 1.0〜2.0% | 最高1億円 | 国内外29ヶ所 |
|
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード | 初年度無料 通常11,000円(税込) |
0.25〜1.0% | 最高1億円 | 国内外37ヶ所 |
|
MileagePlusセゾンゴールドカード | 22,000円(税込) | 1.5% | 最高5,000万円 | 国内外29ヶ所 |
|
なかでもMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは還元率が最大6.0%で効率よくマイルが貯まるうえに、1泊5万円分までの無料宿泊特典がもらえます。
5万円分もあれば普段は泊まれないような高級ホテルにも無料で宿泊でき、予算を増やさずに普段の旅行を豪華にできます。
学生専用のカードは一般カードと同等のサービスが無料で受けられる
大学や専門学校がマイルを貯めるなら、航空会社が提携している学生専用のクレジットカードを利用しましょう。
学生専用カードは18歳以上の学生を対象にしたクレジットカードで、年会費2,200円の一般カードと同等のサービスを無料で受けられるのが魅力です。
学生におすすめのクレジットカードと一般カードを、以下の表で比較しましたので参考にしてください。
JALカード navi(学生専用) | JALカード 普通カード | ANAカード〈学生用〉 | ANA一般カード | |
---|---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
無料 | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
還元率 | 1.0〜2.0% | 0.5〜1.0% | 0.5〜2.0% | 1.0〜3.0% |
ボーナスマイル | 年間の初回搭乗時に1,000マイル | 年間の初回搭乗時に1,000マイル | カードを継続ごとに1,000マイル | カードを継続ごとに1,000マイル |
搭乗ごとに×10% | 搭乗ごとに×10% | 搭乗ごとに×10% | 搭乗ごとに×10% | |
入会特典 | 2,000マイル | 1,000マイル | 1,000マイル | 1,000マイル |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 |
空港内の割引 | 最大10% | 最大10% | 最大10% | 最大10% |
特典航空券の交換 | 最大6割引で交換可能 | 規定マイル数が必要 | 規定マイル数が必要 | 規定マイル数が必要 |
比較するとJALカード navi(学生専用)は入会特典でもらえるマイルが2倍になり、特典航空券を最大6割引で交換できるので、一般カードよりもお得に利用できることがわかります。
さらにJALではJALスカイメイトという25歳以下の人を対象にした航空券の割引サービスをおこなっており、通常運賃の半額で飛行機を利用できます。
同様にANAでも25歳以下を対象にしたスマートU25という割引サービスを受けられ、どちらも学生専用カードで支払うとマイルの積算率を通常運賃の100%にすることが可能です。
在学中にしか受けられない限定的なサービスになっていますので、学生の人は早めに発行してお得に利用できるうちにマイルを貯めておきましょう。
卒業したら一般カードへ移行する必要がありますが、航空系のクレジットカードは年会費が発生するケースがほとんどで、出費は免れません。
学生カードに引き続き無料で利用したい人は、航空系以外で年会費が発生しないクレジットカードを発行するのも選択肢のひとつです。
余計なお金を払いたくないなら年会費無料のクレジットカードを選ぼう
余計なお金を払わずにマイルを貯めたい人は、年会費無料で発行できるクレジットカードを選びましょう。
航空会社が提携しているクレジットカードは年会費が発生するため、無料で利用するなら銀行系や流通系などのカードを選ぶ以外に選択肢はありません。
年会費無料のクレジットカードでマイルが直接貯まるカードは存在しないことから、銀行系や流通系を選ぶならポイントからマイルへの交換レートが高いブランドを選択するのが最適です。
年会費無料のクレジットカードを、以下の表でマイルへの交換レートが高い順にまとめましたので参考にしてください。
クレジットカード | 獲得できるポイント | 交換可能なマイル | マイル交換レート | 移行手数料 | 移行所要日数 | 移行上限 |
---|---|---|---|---|---|---|
JCB CARD W | OkiDokiポイント | ANA | 1ポイント=3マイル | 無料 | 約2〜3週間 | 上限なし |
JAL | ||||||
ライフカード | サンクスポイント | ANA | 1ポイント=2.5マイル | 無料 | 最長4週間 | 上限なし |
エポスカード | エポスポイント | ANA | 1ポイント=0.5マイル | 無料 | 約2〜3日 | 上限なし |
JAL | 約1ヶ月 | |||||
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード | 永久不滅ポイント | ANA | 1ポイント=3マイル | 無料 | 3〜4週間 | 上限なし |
JAL | 1ポイント=2.5マイル | |||||
dカード | dポイント | JAL | 1ポイント=0.5マイル | 無料 | 翌月中旬 | 1ヶ月あたり40,000ポイント |
イオンカードセレクト | WAON POINT | JAL | 1ポイント=0.5マイル | 無料 | 1〜2ヶ月 | 1回あたり99,500ポイント |
楽天カード | 楽天ポイント | ANA | 1ポイント=0.5マイル | 無料 | 約1週間 | 1ヶ月あたり20,000ポイント |
セブンカード・プラス | nanacoポイント | ANA | 1ポイント=0.5マイル | 無料 | 約2〜7日 | 上限なし |
交換レートが最も高かったのはJCB CARD Wで、1ポイントで3マイルに移行できます。
他社の場合は1ポイントあたり0.5マイルのケースが多いので、6倍のレートで移行できるのは嬉しいポイントです。
ただしJCB CARD Wからnanacoポイントに交換すると1ポイントで5nanacoポイントに移行できるため、マイルに交換するとOki Dokiポイント単体としての価値は下がります。
Oki Dokiポイント1ポイント → nanacoポイント5ポイント
引用元:nanacoポイント-JCBカード
価値を下げずにポイントを使いたいなら、1ポイント1マイルとして等価交換できるANAカード(一般カード)のような航空会社と提携しているカードを選ぶのがよいでしょう。
マイルとは各航空会社のマイレージサービスで貯まるポイントのこと
マイルとは、航空会社が提供しているマイレージサービスで貯まるポイントのことを指します。
クレジットカードで貯まるOki Dokiポイントやdポイントのように、マイルも航空会社ごとで種類が異なるのが特徴です。
例えば日本で主流のマイルは以下の4つで、それぞれ別の航空会社が発行しています。
マイルの種類 | 航空会社 | 拠点とする国 |
---|---|---|
ANAマイレージクラブ(AMC) | ANA | 日本 |
JALマイレージバンク(JMB) | JAL | 日本 |
スカイマイル | デルタ航空 | アメリカ |
マイレージプラス | ユナイテッド航空 | アメリカ |
ANAとJALは同じ日本の航空会社でもマイルの種類が異なり、合算して利用することはできません。
そのため、マイルを貯める際はあらかじめどの航空会社で貯めるか決めておくのが重要です。
様々な航空会社で少しずつ貯めることもできますが、マイルを利用するにはまとまった数が必要になり、分散していると目標数まで貯めるのに時間がかかります。
1社に絞ればマイルの獲得数がアップするカードを利用したり提携店に通い詰めたりして簡単に貯められるので、分散させるより効率よくマイルを獲得できます。
他にも空と陸で効率の良いマイルの貯め方が異なることから、それぞれの特徴を把握したうえでどちらの方法で貯めるのか判断しましょう。
空マイラーの貯め方!フライト距離が長いほど獲得数が増える
航空機で効率良くマイルを獲得したい空マイラーは、長距離のフライトで貯めるのが最適です。
フライトで獲得できるマイル数は航空会社が定めている以下の計算式で求められ、区間基本マイレージが高いほどもらえるマイル数が多くなります。
区間基本マイレージ×予約クラスや運賃種別ごとの積算率=獲得できるマイル数
区間基本マイレージはIATA(国際航空運送協会)が定めるTPM(運賃計算に使用する区間距離)を基準に決定され、フライト距離に比例して数値が高くなっていきます。
つまり、フライトの距離が長いほど獲得できるマイル数が多くなるということです。
実際にANAとJALで東京から国内外の主要都市へフライトした場合に貯まるマイル数を、以下の表にまとめましたので参考にしてください。
到着地 | ANA | JAL | フライトの距離 | 所要時間 |
---|---|---|---|---|
大阪 | 280マイル | 280マイル | 約480km | 約1時間 |
北海道 | 510マイル | 510マイル | 約806km | 約1時間30分 |
福岡 | 567マイル | 567マイル | 約900km | 約2時間 |
ソウル(韓国) | 758マイル | 758マイル | 約1,180km | 約3時間 |
沖縄 | 984マイル | 984マイル | 約1,560km | 約3時間 |
北京(中国) | 1,313マイル | 1,313マイル | 約2,100km | 約2時間30分 |
マニラ(フィリピン) | 1,880マイル | 1,880マイル | 約3,000km | 約4時間45分 |
ホノルル(アメリカ) | 3,831マイル | 3,831マイル | 約6,130km | 約7時間20分 |
シドニー(オーストラリア) | 4,863マイル | 4,863マイル | 約7,800km | 約9時間30分 |
ロサンゼルス(アメリカ) | 5,458マイル | 5,458マイル | 約8,810km | 約10時間 |
フランクフルト(ドイツ) | 5,928マイル | 5,928マイル | 約9,370km | 約15時間 |
ロンドン(イギリス) | 6,214マイル | 6,214マイル | 約9,590km | 約15時間 |
パリ(フランス) | 6,194マイル | 6,194マイル | 約9,700km | 約16時間 |
ニューヨーク(アメリカ) | 6,723マイル | 6,723マイル | 約10,830km | 約13時間 |
メキシコシティ(アメリカ) | 7,003マイル | 7,003マイル | 約11,250km | 約13時間 |
1回のフライトで最もマイルが貯まる到着地は、7,003マイルも獲得できるアメリカのメキシコシティです。
13時間のフライトが必要になりますが、パリやロンドンよりも短時間で1,000マイル以上も多く獲得できます。
距離が遠いメキシコシティよりもパリやロンドンのフライト時間が長いのは、日本の上空で偏西風と呼ばれる西から東に向かって吹く風が向かい風となり、飛行機のスピードが出ないからです。
パリやロンドンを含むヨーロッパ付近は飛行時間が長いので、1度のフライトで効率よくマイルを貯めたいならメキシコシティを含むアメリカに向かうのがよいでしょう。
さらに獲得マイル数を増やしたい場合は、座席をグレードアップするのもひとつの手段です。
注釈
※記載しているマイル数は、区間基本マイレージに対する積算率が100%の場合です。
運賃種別や予約クラスによって積算率が変わるから把握しておこう
フライトによるマイルの獲得数は、基本区間マイレージの他にも予約する座席のグレードによって変動があります。
座席のグレードで積算率が異なり、運賃が安いほどもらえるマイル数も減少する仕組みです。
例えば搭乗希望日の28日前までに予約すると運賃が割引になるANA VALUE TRANSIT 28とプレミアムクラスを利用できるプレミアム運賃の場合、積算率は25%も異なります。
ANAとJALで適用される積算率を以下にまとめましたので、詳しく知りたい人は参考にしてください。
※タブをクリックすると詳細を確認できます。
国内線と国際線で適用される積算率
積算率 | ANA | JAL | ||
---|---|---|---|---|
国内線 | 国際線 | 国内線 | 国際線 | |
150% |
|
|
ー | ファーストクラス(F、A) |
125% |
|
ビジネスクラス(C、D、Z) | ー | ビジネスクラス(J、C、D、I) |
100% |
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プレミアムエコノミー(W、R、Y、B) |
75% |
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ー |
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ー |
70% | ー |
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パッケージツアーに適用される個人包括旅行運賃など |
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50% |
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エコノミークラス(V、W、S、T) | ー | エコノミークラス(L、V、S) |
30% | ー | エコノミークラス(L、K) | ー | エコノミークラス(O、Z、G、Q、N) |
予約クラスを上げると食事が豪華になったり座席が広くなったりすることから、長時間のフライトも快適に過ごせるのが嬉しいポイントです。
積算率の変動はデルタ航空やユナイテッド航空などでもありますので、出張や旅行などで海外の航空会社をよく利用する人は併せて把握しておくのがよいでしょう。
アライアンス内でマイルを加算する航空会社を指定できる
世界中にある航空会社の多くはアライアンス(航空連合)に加盟しており、日本を代表するANAとJALもそれぞれ異なるアライアンスに入っています。
アライアンスに加盟していると、グループ内の航空機を利用した際にマイルを加算する航空会社を指定できる利点があります。
世界のアライアンスと加盟している航空会社は、以下のとおりです。
アライアンス | 加盟航空会社数 | 加盟している主な航空会社 |
---|---|---|
スターアライアンス | 26社 |
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ワン・ワールド | 14社 |
|
スカイチーム | 19社 |
|
ユナイテッド航空はANAと同じスターアライアンスに加盟しているため、アメリカ国内のフライトで獲得したマイルをANAマイレージクラブに加算できます。
アライアンスを意識して利用する航空会社を選択すると、世界中のどこでも自分が貯めたいマイルを効率よく獲得できます。
ただし、航空機を利用してマイルを貯めるのはお金と時間がかかるため、余裕がない人には不向きな貯め方です。
どちらも使わずにマイルを貯めたいなら、買い物や支払いの決済方法をクレジットカードに変更しましょう。
陸マイラーは航空系クレジットカードや電子マネーを利用しよう
陸マイラーは、航空会社と提携している航空系クレジットカードや電子マネーを利用するのが最適です。
航空系クレジットカードや電子マネーで決済をすると支払い金額に応じてポイントが還元され、貯まったポイントをマイルへ交換できます。
特別なことをしなくても日々の買い物や支払いをおこなうだけで勝手にマイルを獲得できますので、お得に貯めたい人は利用する価値があります。
マイルが貯まりやすいクレジットカードや電子マネーは、以下のとおりです。
クレジットカード | 電子マネー | ||||
---|---|---|---|---|---|
ANAカード(一般カード) | JALカード 普通カード | 楽天Edy | nanaco | WAON | |
還元率 | 0.5〜1.5% | 0.5〜1.0% | 0.5% | 0.5〜1.0% | 0.5〜1.0% |
ポイントアップ |
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ー | 対象店舗で2倍 | 対象店舗で2倍 |
マイル交換レート | 1ポイント=1マイル | 1マイル=1マイル | 1ポイント=0.5マイル | 1ポイント=0.5マイル | 1ポイント=0.5マイル |
年会費 | 初年度無料 通常2,200円(税込) |
初年度無料 通常2,200円(税込) |
無料 | 無料 | 無料 |
付帯保険 | ○ | ○ | × | × | × |
優待 | ○ | ○ | × | × | × |
クレジットカードは加盟店の利用やカードの継続などでボーナスマイルをもらえるうえ、1ポイント1マイルとして交換できます。
一方で電子マネーは無料で使えるものの、1ポイントで0.5マイル相当と交換レートが低いのが難点です。
クレジットカードに比べると効率よくマイルを貯められませんので、どうしてもクレジットカードに抵抗がある場合のみ利用するのがよいでしょう。
キャッシュレス決済以外でもマイルを貯めたい人は、ポイントサイトを利用するのもひとつの手段です。
ポイントサイトを利用するとマイル獲得数をさらに増やせる
陸でマイルの獲得数をさらに増やしたいなら、ポイントサイトの利用も欠かせません。
ポイントサイトとは、掲載されている広告サービスを利用すると報酬としてポイントがもらえるウェブサイトのことです。
怪しく聞こえるかもしれませんが、片手間で簡単にポイントを獲得できるため多くの人が利用しており、実際に大手ポイントサイトのモッピーは会員数が900万人を突破しています。
ポイントサイトでポイントを貯めるには以下のような方法があり、数ある掲載内容から好きなものを選択できます。
- サブスクや新サービスの無料会員登録
- アンケートモニター
- 資料請求
- ネット銀行の口座開設
- 保険の無料相談
- ポイントサイトを経由してネットショッピングなど
実行のハードルが高い掲載ほど獲得できるポイント数が多くなる仕組みで、ネット銀行の口座開設や保険の無料相談などをおこなうと5,000ポイント以上もらうことも可能です。
ただし、ポイントサイトから直接マイルへ交換するとレートが低い場合が多く、損をする可能性が高くなります。
ポイントサイトで貯めたポイントを高還元でマイルに移行したいなら、何度もポイント交換をしてマイルを獲得するのが最適です。
貯めたマイルは航空会社が提供している特典航空券に利用すると、お得に利用できます。
お得な使い方は?特典航空券なら1マイルに対して1円以上の価値で使える
航空機やクレジットカードで貯めたマイルをお得に使いたいなら、特典航空券に交換すると1マイルを1円以上の価値で利用できるケースがあります。
特典航空券とはマイルと交換できる航空券のことで、無料で飛行機に乗れるため人気の高い商品です。
航空会社や到着地によって必要マイル数は異なりますが、国内なら最低5,000マイルから交換できます。
例えばANAで東京から韓国に渡航する場合、エコノミーの航空券を現金で購入すると約13万円かかりますが、特典航空券なら12,000マイルで交換できます。
つまり、1マイルを10円以上の価値で利用できるということです。
さらにANAとJALが開催している今週のトクたびマイルやどこかにマイルを利用すると、片道分のマイルで往復の航空券に交換できます。
行き先は航空会社が指定する場所のみとなりますが、毎週更新されることから運が良ければかなりお得に自分の行きたい地域へ旅行に行けます。
ただし、トクたびマイルやどこかにマイルで交換できるのは国内に限りますので、海外へ行きたい人は特典航空券を利用する以外に選択肢はありません。
お得に旅行するよりも、予算を上げずに豪華な空の旅を楽しみたい人はマイルで座席のアップグレードをおこなうのも選択肢のひとつです。
席のアップグレードに交換すれば快適な空の旅を楽しめる
マイルは特典航空券だけではなく、国際線での座席アップグレード特典にも交換できます。
体を十分に伸ばせないエコノミークラスはフライト時間が長いと苦痛に感じる人も多く、体調を崩す人も少なくありません。
4時間以上飛行機に乗る場合は、マイルを利用して座席をアップグレードすると長時間のフライトも快適に過ごせます。
ANAとJALで座席のアップグレードに必要なマイル数をそれぞれまとめた結果は、以下のとおりです。
※タブをクリックすると、詳細を確認できます。
区間基本マイレージ | 主な行き先 | エコノミーからプレミアムエコノミー | プレミアムエコノミーからビジネス | ビジネスからファースト |
---|---|---|---|---|
0〜2,000 | 中国全域、韓国など | 9,000マイル | 12,000マイル | 20,000マイル |
2,001〜3,500 | バンコク、シンガポールなど | 15,000マイル | 18,000マイル | 30,000マイル |
3,501〜4,500 | ホノルル、ジャカルタなど | 15,000マイル | 20,000マイル | 35,000マイル |
4,501〜5,500 | ロサンゼルスやシドニーなど | 20,000マイル | 25,000マイル | 40,000マイル |
5,501〜 | ニューヨークやパリなど | 20,000マイル | 28,000マイル | 45,000マイル |
航空会社ごとで必要なマイル数が大きく異なることはなく、9,000〜48,000マイルで座席をアップグレードできます。
座席のアップグレードを現金でおこなうと5万円以上かかるケースも少なくありませんので、50,000マイル以下で交換できるのは嬉しいポイントです。
飛行機に搭乗する機会が少ない人は、各航空会社が提供している電子マネーのポイントや豪華商品などに交換するのもよいでしょう。
国際財務報告基準(IFSR)の任意適用によってマイルの使い道が増える
2021年3月以降、航空業界で以下のようにマイルの使い道が増えています。
世界各国で国際財務報告基準(IFSR)の適用が進められており、日本国内でも任意適用する流れになってきているからです。
国際財務報告基準(IFSR)とは、国際会計基準審議会(IASB)が世界中で異なる会計の基準を統一するために設定した会計基準の総称のことを指します。
航空業界ではJALが真っ先に取り入れており、2021年3月期より適用を開始しました。
当社グループは、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上とステークホルダーとのコミュニケーションの向上を目的として、2021年3月期から国際財務報告基準(IFRS)を任意適用しております。
引用元:2021年3月期 決算短信〔IFSR〕(連結)-日本航空株式会社(JAL)
国際財務報告基準(IFRS)を任意適用したことで会計処理が変更になり、以前まで売上に含まれていた付与マイルを差し引いて計算する仕様になりました。
付与したマイルはユーザーが使用しないと売上に計上されないため、マイルが利用されない状況が続けば当期純利益が大幅に減少する可能性があります。
実際に韓国の航空会社であるアナシア航空はマイルの会計処理が変更になり、利益が大幅に減少したことで繰延収益を多めに推定してしまい、不適切会計が発覚する事態となりました。
顧客のマイレージポイントなどをめぐる不適切会計も発覚し、18年12月期の連結売上高は7兆1833億ウォン、最終損益は1958億ウォンの赤字に転落した。
引用元:韓国中堅財閥、アシアナ航空売却へ 同国航空2位 資金繰り悪化で-日本経済新聞
同様の事態を防ぐためにも、上記で紹介したような使い道を増やしてマイルの利用を促しています。
ANAは国際財務報告基準(IFRS)の適用を開始していませんが、強制適用がおこなわれたらJALと同様にマイルの使い道を増やして利用を促す動きに変わることが予想されます。
特典航空券や座席のアップグレード、電子マネーの他にも今後魅力的な特典が増える可能性が高いので、今のうちにマイルを貯めておくのが最適です。
マイラーを目指すために知っておきたいよくある質問を解説
マイルを貯めるなら、事前に貯め方や使い道、有効期限などの基本情報を知っておく必要があります。
何も知らずにマイルを貯めると、有効期限が切れて失効してしまったり希望通りの使い道がなかったりして貯めたマイルを無駄にしてしまう可能性があるからです。
実際にマイルを貯めているマイラー200人にアンケートを取ったところ、147人がマイルを失効したことがあると回答しています。
当サイトのアンケートは、第三者機関による調査結果および政府による統計データなどを包括して作成しています。
失効して損をしないためにも、事前にマイルの基本情報を把握してから貯めるようにしましょう。
マイルについてのよくある質問と回答を以下にまとめましたので、参考にしてください。
- マイルとはなんですか?
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マイルとは、航空会社が提供しているポイントプログラムで貯まるポイントのことです。
航空会社ごとに獲得できるマイルが異なり、基本的に他社のマイルと相互利用はできません。
日本でマイルを貯めるなら日系の航空会社であるANAとJALのマイルが使いやすいので、どちらの会社で貯めるか事前に決めておきましょう。 - クレジットカードで貯まるマイルの種類を教えてください
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クレジットカードによりますが、日本で発行されているカードならANAやJALのマイルが貯まるケースがほとんどです。
なかにはMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのように、デルタ航空やユナイテッド航空など海外の航空会社が発行しているマイルを貯められるカードもあります。 - クレジットカードでマイルを貯める方法を教えてください
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主にショッピングや支払いでマイルを貯めることができます。
航空会社と提携しているブランドなら、グループ便に搭乗するとボーナスマイルがもらえるケースもあります。 - マイルを貯めるのにおすすめのクレジットカードはどれですか?
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貯めたいマイルの航空会社と提携しているクレジットカードがおすすめです。
例えばANAのマイルを貯めたい場合は、カードの継続でボーナスマイルがもらえるANAカード(一般カード)を発行するのがよいでしょう。
JALのマイルを貯めたいなら、初年度無料のJALカード 普通カードを利用すると搭乗ボーナスで1,000マイルを獲得できます。 - マイルのお得な使い方はありますか?
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特典航空券に交換すると、1マイルあたり1円以上の価値で利用できるためかなりお得です。
他にも座席のアップグレードや電子マネーのポイントに交換しても、1円以上の価値で利用できます。 - マイルの有効期限を無期限にする方法はありますか?
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有効期限を設定していないクレジットカード会社のポイントをマイルに交換せずに保有しておくと、実質無期限で貯められます。
ANA SKY コインやe JALポイントに交換しても有効期限を1年延長できるため、すでにマイルを獲得している人は移行するのがよいでしょう。
クレジットカードを利用すると、普段の買い物や支払いなどで簡単に効率よくマイルを貯められるうえに、実質無期限でマイルを保有することも可能です。
貯めたマイルは1マイル1円以上として特典航空券や座席のアップグレードに交換できるので、お得に空の旅を楽しみたいなら還元率が高いクレジットカードを発行しましょう。