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映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」のあらすじと辛口感想【ネタバレあり】

映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」が、2019年9月13日に公開されましたね。

太宰治の小説にスポットを当てた作品はありますが、太宰治本人をメインにした映画は初めてではないでしょうか。

この記事では、映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」のあらすじと本音の感想、映画のみどころを紹介していきます。

映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」を見てきた!

引用元:映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』公式サイト

大丈夫、君は僕が好きだよ」という破壊的なセリフから始まった特報映像と、豪華すぎるキャスト陣に惹かれて半年前から目をつけていた今回の映画。

本当は公開してすぐに観にいきたかったのですが、なかなか時間が作れず公開してから10日も経っての鑑賞となりました。

太宰治の生誕110周年である2019年に公開されたということもあり、期待度はかなり高めでの鑑賞でしたがはっきり言って微妙でした。

まずは作品情報から紹介していきます。

作品情報

映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」は、太宰治とその周りを取り巻く3人の女性との関係を実話を元に描いたフィクション映画です。

太宰治本人が「人間失格」を執筆するまでの約1年間が描かれています。

監督 蜷川実花
キャスト 小栗旬・宮沢りえ・沢尻エリカ・二階堂ふみ・成田凌・藤原竜也 など
公開日 2019年9月13日
上映時間 120分

主な登場人物

太宰治(小栗旬)…映画の主人公で、天才作家。しかしプライベートでは、酒とタバコ、女に溺れるどうしようもない人間。

津島美知子(宮沢りえ)…太宰の本妻。子どもを育てながら、どうしようもない太宰を支える。

太田静子(沢尻エリカ)…太宰の愛人。弟子でもあり、太宰の小説「斜陽」のモデルとなった女。

山崎富栄(二階堂ふみ)…太宰の愛人であり、最後の女。未亡人。

佐倉潤一(成田凌)…太宰の担当をしている若手編集者。

坂口安吾(藤原竜也)…作家であり、太宰とは同志。

太田薫(千葉雄大)…太田静子の弟。姉を妊娠させた太宰を恨んでいる。

伊馬春部(瀬戸康史)…太宰の親友で九州出身の作家。

三島由紀夫(高良健吾)…太宰の文学を批判する若手作家。

あらすじ

天才作家である太宰治は女との入水自殺に失敗したあと、美知子と結婚して2人の子どもを設けていました。

小説のネタに困っていた太宰は、弟子のような存在であった静子が書きためていた日記を見て、静子の言葉に魅了されてしまいます。

その後静子と愛人関係になった太宰は、静子の日記を元に「斜陽」という小説を書き上げました。

斜陽は瞬く間にベストセラーとなり、太宰は大人気作家の肩書きを手に入れたのです。

斜陽の発行部数が上がっていくなか、静子は太宰との子を妊娠し、太宰は最後の女となる山崎富栄と出会います。

太宰はいかにして人間失格を書き上げたのか、死ぬほどの恋とはなんなのか。

あまりにも破天荒すぎる太宰のセンセーショナルな人生が、今描かれます。

映画を見た感想は?邦画大好き女の辛口レビュー【ネタバレ注意】

半年ほど前から目をつけていた映画、人間失格 太宰治と3人の女たち。

結論から言うと、映像は綺麗ですし色彩センスも抜群ですが、内容はとても微妙でした。

詳しい感想を述べていきますので、以下ネタバレ注意です。

まず、話の展開が突然すぎてついていけません。

最初に予習しておいたので話についていけたものの、そうでない人からしたら「なんで?」と疑問に思ってもおかしくない展開ばかりです。

太宰の愛人である静子や富栄の登場も、あまりに突然すぎて終始ぽかんとするばかりでした。

富栄に至っては、最初太宰にキスをされて亡くなった夫への罪悪感で泣いていたにも関わらず、次のシーンでは「あなたでいっぱいなの!」と太宰に自ら抱きついています。

夫への罪悪感はどこへ消えたのか、太宰に溺れていく富栄の心情をもう少し描写してほしかったというのが正直な感想です。

また斜陽が大ヒットして関係者と酒を飲んでいるシーンに三島由紀夫(高良健吾)が登場するのですが、現れて開口一発目で「僕はあなたの文学が嫌いです!」ときます。

そこまで三島由紀夫の、みの字も出ていなかったのに驚きの登場です。

坂口安吾の登場も、バーで泥酔した坂口が急に太宰にクダを巻いていて、仲が悪いのかと思いきや同志だったとは。

登場が突然なのは問題ありませんが、もう少し人物について説明がほしかったです。

ただし映像の美しさに関しては本当に文句の付け所がないので、映画としてではなく芸術作品としてであれば本当に素晴らしいと思います。

オススメ度 ★★☆☆☆ 星2

話のつくりは微妙ですが、豪華キャストの演技力や蜷川実花監督の色彩センスと映像の美しさには感動しました。

続いて、この映画の見どころを紹介していきます。

人間失格の見どころは小栗旬の圧倒的な色気と演技力!

人間失格の見どころといえば、なんといっても小栗旬の色気と演技力です。

普通の俳優であれば太宰治のダメ男っぷりに飲み込まれてしまいそうですが、小栗旬が演じることによってダメ男だけど憎めないキャラクターに仕上がっています。

見ているこちらの歯が浮いてしまいそうな「大丈夫、君は僕が好きだよ」というとんでもないセリフも、小栗旬が発することによって謎の説得力が生まれていました。

実は今まで小栗旬をあまりかっこいいと思ったことがなかったのですが、この作品を見て、なるほどかっこいいなと深く納得しました。

蜷川実花の色彩センスにひきこまれる

人間失格のもう一つの見どころとして、蜷川実花監督の色彩センスが挙げられます。

戦後の日本を舞台としているはずなのに、それをまるで感じさせない色彩の数々は見ていてため息が出るほど美しかったです。

特に赤と青を使った演出が印象的で、太宰治には赤が、妻である美知子には青がまとわりついているなと感じました。

結核を患っていた太宰には血の色である赤で、振り切ったクズ男の太宰に振り回される美知子には悲しみの青ということなんでしょうか?

映像に関してもこだわりを感じられ、作中で何度か出てくる濡れ場も作品として見ることができるくらい完成された映像でした。

蜷川実花とは

蜷川 実花(にながわ みか、1972年10月18日 – )は、日本の女性写真家、映画監督。愛称は「ニナミカ」。小山登美夫ギャラリーに所属し、芸能事務所はエイベックス・ヴァンガードと提携している。

引用元: 蜷川実花 – Wikipedia

蜷川実花監督映画作品

  • さくらん(2006年)
  • ヘルタースケルター(2012年)
  • Diner ダイナー(2019年)
  • 人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年)

生田斗真主演の映画「人間失格」と何が違うの?

「人間失格 映画」を検索エンジンで検索にかけると、2010年に公開された生田斗真が主演の人間失格が出てくると思います。

生田斗真が主演の人間失格は、太宰治が執筆した小説の人間失格を元に制作された映画なので、今回紹介している映画とはまったく違うものです。

主人公も違い、小栗旬が演じているのは太宰治ですが、生田斗真が演じているのは葉蔵という小説版の主人公です。

話の内容ももちろん違うので、気になる人は2010年に公開された人間失格も見てみてはいかがでしょうか。

ちなみに私はあまり面白いと思えず、途中で寝てしまいそうになりました。

小栗旬の演技力と蜷川監督の世界観に引き込まれたい人は劇場へ!

散々辛口コメントをしてしまいましたが、上述したように小栗旬の演技力と映像の色彩センスや完成度は本当に素晴らしいです。

映画としてではなく一つの芸術作品として感動したので、気になる人はぜひ劇場に足を運んでみてください。